有田焼 古伊万里様式 染錦 深川製磁 牡丹金ミル カップ&ソーサー 碗皿
有田焼
有田焼は、一般的に「古伊万里」「柿右衛門」「鍋島藩窯」の三様式に分けられます。
◆古伊万里様式◆
濃い染付と金襴手と呼ばれる赤や金の絵の具を贅沢に使った様式です。「柿右衛門」「鍋島藩窯」何れの様式でもないもの
◆柿右衛門様式◆
濁手とよばれる透明感と暖かみのある乳白色のバックに余白を十分に残し、極めて繊細な黒い線と色鮮やかな赤・緑・黄・青で大和絵的な花鳥風月を左右非対称的で描写的に描いた様式です。
また図柄も「岩梅に鳥」「もみじに鹿」「竹に虎」「粟に鶉」などの典型的なパターンを持ちます。
◆鍋島藩窯様式◆
青みがかった地肌や櫛歯高台、裏文様に特徴を持つ様式です。
技法染付と赤・青・緑の三色を基調とした「色鍋島」、藍色で精緻に描かれた「藍鍋島」、自然の青翠色の「鍋島青磁」があります。
深川製磁
1892 明治25年
深川忠次はシカゴ万国博覧会に出展のため米国に渡航
1894 明治27年
深川忠次は佐賀県有田町に陶磁器製造販売の会社深川製磁を設立する
1900 明治33年
パリ万国博覧会に佐賀県総代として参加。大花瓶で名誉金牌を受賞
欧州各地の陶業地を視察し、エアログラフ(吹き掛け機械)などを導入
英国バーミンガムのワット商会を総代理店とし、欧州への輸出を拡販
1904 明治37年
セントルイス万国博覧会に参加、1等賞金牌受賞
1910 明治43年
宮内省御用達を拝命、御料御食器並びに御陪食用食器を製造、上納の栄を浴す
1916 大正5年
海軍指定工場となり、士官用ディナーセットを納入
1921 大正10年
日本郵船、大阪商船株式会社に1等客室用和食器を納入
1937 昭和12年
商工省より、技術保存指定工場(マルギ)に指定される
1942 昭和17年
海軍監督工場に指定され、艦船装備用特殊食器、兵食器を納入
1949 昭和24年
天皇陛下、当社工場に御巡幸遊ばされ、天覧賜う
1951 昭和26年
アメリカ海軍中央購買局よりディナーセットを受注、納入
1961 昭和36年
天皇、皇后両陛下、当社工場に御巡幸遊ばされ、天覧賜う
1963 昭和38年
ボーン・チャイナを開発、製造を開始
1965 昭和40年
輸出貢献企業として、政府より認定証を連続4回受賞
1969 昭和44年
皇太子殿下、当社工場に御行啓遊ばされ、台覧賜う
1978 昭和47年
宮内庁より、皇太子殿下御陪食用御食器の謹製上納の栄を浴す
本商品は有田焼 古伊万里様式 染錦 深川製磁 牡丹金ミル カップ&ソーサー 碗皿 です。
澄み切ったブルーにより描かれた牡丹の花は、アールヌーボ華やかな19世紀末のヨーロッパの金彩装飾文様
裏には陶印があります。
商品には 傷、ヒビ、割れ、などありません。
色 染錦
高さ カップ5.3cm
口径/直径 カップ9.2cmソーサー14.7㎝
材質磁器